Wake Up, Girls! という物語 と それに魅せられたヲタク

おはようございます、こんにちは、こんばんは。リッチョです。

普段Twitterでヲタクヲタクしている僕ですが、これだけは文章で残しておきたいということがありましたので、ブログを書いてみました。

文系とは思えないような壊滅的な駄文長文です。が、ヲタクの備忘録目的なので仕方ありません。

 

Wake Up, Girls!

“真摯であること 正直であること 一生懸命であること”

その言葉のままに駆け抜けてきた7人の少女たちの物語。

 

そして、そんな少女たちに魅了されたヲタクの備忘録。 

 

 

1,出会い

僕のWUGとの出会いは、こんな感じでした。

当時ごりっごりのアイマスPだった僕は“2次元アイドルもの”に興味はあったものの、監督の『ア○マスPに喧嘩ふっかける言動』が気に入らず「んなら見たらんわ。見たらお前の思う壺やんけ。」と。

今思うと本当に勿体無い。おかげ様で『見ないで嫌いになるのは勿体無い』『“坊主憎いがその袈裟良いね”精神』を得られて人生が豊かになりました。

そんな僕が、初めてWUGちゃんを見たのは2014年5月4日、

2期が決定した「ハマトラ」と新アニメ「ハナヤマタ」のキャストが繰り広げるカオスなトークショー「ハマトラ×ハナヤマタスペシャルトークショー」 - GIGAZINE

原由実さんマジヲな僕は、原由実さんの出演するトークショーに備えて朝から西公園ステージに陣取っていました。

朝からいると、ぼーっとしちゃう、ややもすると眠くなるような事すらある状況です。そんな中初めて聞く田中美海さんの声。すーっと、心に刺さるんですよ。その姿勢にも魅せられました。(かやちゃんもいたよね。知ってるよ。)

で、ハナヤマタを視聴。みにゃみの事をもっと好きになりました。「声優田中美海ちゃん好きやけどWUGはなぁ」とか言ってました。ひねくれてんなこいつ。

www.famitsu.com

また原由実さん目当てで行ったイベントで歌い踊るWUGちゃんを見ました。(今思えば5人っていう貴重なフォーメーション)

これが凄く楽しかった。僕は勿論、WUGちゃん達も、ヲタク達もみんな楽しそうで。

もっと知りたい。もっと聞きたい・・・じゃぁやっぱり、Wake Up, Girls!を見るしかないよね、と。

見ました。で、度肝抜かれるほど面白かったんです。

「七人のアイドル は島田真夢を通してアイドルになる物語」とか「アニメは アイドルとして生きること を7人で描いた物語」とかは書き出すと100ページくらいかかるので割愛します。

Wake Up, Girls!に関する考察は筆上手なヲタクのを見て欲しいんですけど、『生きること』『アイドルとは』その答えに向けて真摯に進む、心に刺さる物語です。やっぱあの監督すげぇ。

アニメを見た後に「これで今、唄い踊る7人を見たい」となりまして。

MYSTERY SHOW!!! Vol,0 ~謎解きはライブの中で~

なるイベントに突発で行きまして。これが初の7人イベ。ネットで探しても記事すら残ってない。でも、凄く楽しかったし、一番忘れられない記憶かもしれない。

https://twitter.com/search?f=tweets&q=from%3ArichoNOMORI%20since%3A2015-03-29%20until%3A2015-03-30&src=typd

本当に楽しそう…。今見て凄いなって思うのが、結局WUG最後まで追っかけましたが、楽しみ方がずっと変わらずに楽しめたってことです。

見るところ聞くところが増えたりはしたけど、芯の楽しみ方はずっとそのままです。これって凄い幸せな事だと思います。

そんな訳で、心の奥の所をWUGちゃんにがっつり掴まれたのでした。

 

2,輝き

Wake Up, Girls!というコンテンツ、それはもう“波乱万丈”でした。言うまでもなくご存じでしょうが、製作のゴタゴタ。運営のゴタゴタ。

そんな中、一番不安だったのって間違いなくWUGちゃん達7人だと思います。

「明日も見えない。"大人たち"も纏まらない。本当にこれでいいのか。でも、やるしかない。」そんな叫びが、歌と踊りとに、ステージに輝きとなって表れていたんじゃないかな、と。そんな輝きがアニメの7人の戦う姿とも重なってより"ハイパーリンク"しているように感じました。

そんな彼女達の叫びを、そのまま言葉にしたような素敵な歌達。音楽に全く詳しくない僕ですが、シンプルに曲が良いんですよ。あえて挙げるなら、MONACA。アニメ、声優ヲタクなら知らない人はいないと言っていいでしょうクリエイター集団です。このMONACAが全力で、色々な手法で作られた名曲。耳に残って心に刺さります。

また、このMONACAのクリエイター陣を"魅了させた"ってのがまたWUGちゃん達の輝きの一つだと思います。

MONACAだけではありません。クリエイター、スタッフ、声優仲間、アーティスト仲間、全てに愛されたのがWUGでした。こんなにも周囲に愛された声優ユニットがあるでしょうか。それは、走り続ける7人に、戦ってきた7人に、這い上がってきた7人に、僕達ヲタクと同じ様に魅了されたからなのかな、と思います。 

そんな全てを魅了する、見ていたい…ちょっと危なっかしくて応援したい、とにかく心に何かを残す、それが7人の輝きだったんだと思います。

 

3,ワグナー

こんな見出しにしといて言うのもおかしいんですが、僕は自分の事を「ワグナー」ってあまり言わなかったんですよね。

「プロデューサー」に疲れてたってのもあるし、こっ恥ずかしいのもありました。

一番大きいのが『余り一緒に思われたくない』人が多いんですよね。

ネットではあまり言わなかったんですけど。今ならもういいかな、と。

(仲良くなったヲタクにはめっちゃ言ってました)

マチ★アソビではそれはまぁヒドいものをこの目で見てきたし、

他でも整理券配布ルール無視してたり、座席指定でも空いてる座席見つけて座ってみたり、JTB枠使ってオルスタで前方確保して連れを呼び込んだり。

「公式が価格付けてるものに金を払う気はない。でも前に行く。」ってそれ、「この子らのステージは定価未満で最前でないと価値が無い」って言ってるようなもんだと思うんですよね。ダサない?

ある程度現場行ってたら色々見えちゃうんですよね。それに気づいてない人もいるのかもですけど。そんな奴らが善良ぶって企画(笑)してたら反吐が出ますよ。

(件の企画はそれ以前に好きじゃないんですけど。)

みにゃみ個人の現場でも同じ感じでしたね。。。整理券配布されてるのに鞄とかで座席確保して後ろから連れ呼び込むってそれ本当、恥ずかしくないのかなって思います。

とはいえ、この自分の「おかしくない?」ってのも、「暴走した正義」なのかな、とも思う事もありました。(ルールがあるんだから守るべき は大人としては当然なんですが。)

所謂"おまいつ"の人らが余りにそんな感じでしたから。「自分が少数派でおかしいのか?"こういう現場"って割り切るべきなんか?」って思ったり。

でもそんな自分の迷いを断ち切って「これでいい。自分の信じた気持ちは間違ってない」って思わせてくれたのもWUGちゃんなんですよ。歌で。踊りで。その生き方で。

彼女たちだって、自分の道がわからないまま突き進んできて、輝いているんです。

そんな彼女達を見てると、自分の気持ちに嘘はつきたくないな、と。

 ある意味「現場の客層の悪さと演者の魅力は別」と思えるようになったのはWUGのおかげでもありますね・・・

「あんな嫌いなヲタクと一緒にされたくない。けど、それをふまえてでも彼女達の活動は観たい。聞きたい。感じたい。」って思えるほど魅力的なコンテンツだったんですよ。好きが嫌いを越えたんです。凄いことです。

同時に、色々ありながらも自分と同じ様な考え方をする友人にも恵まれて。

僕と同じ様に憤り、悩んでいる人がいる。それはすごく心の支えになるものでした。

…言うまでもなく、大抵のワグナーさんは良い人なんですけどね。グッズの交換はすぐ成立するし、推しが来たら知らない人でも譲り合ったりするし。

みるらりVol8大阪で誰かがこぼしたドリンク一緒に片づけてくれたうえに、最前譲ってくれためっちゃ優しい七海のヲタクありがとう・・・FINALツアー愛知でチョコ譲ってくれた七海のヲタクありがとう・・・(七海のヲタクばかりなのは偶然です。多分。)

仙台かSSAか、誰が言ってたかも記憶あいまいなんですけど「大嫌い って言えるほど大好きなメンバー」みたいなのありましたね。僕もワグナーが、大嫌いで、大好きです。

「綺麗ごとでも 綺麗ごとじゃない世界 嘘のないように私たちは生きていく

ねえ 何を失くした でも 何を信じた 崩れた路上から 大切なものの向こう側へ」

僕は自分の信じた気持ちと信じられる友人と嘘のないように生きていきます。

自分のWUGのヲタクとしての道筋に一切の恥は無いです。

 

4,東北

そしてこのコンテンツは勿論、震災ときってはきれないものです。

https://avex-audition.jp/audition/26/「この夢は、きっと日本を元気にするから」

オーディション前に出たこの言葉、達成されたと思ってます。少なくとも、僕を始めとして多くのヲタクが仙台に、東北に実際に足を運びました。

初めて気仙沼に行った時のこと。陸前高田の衝撃。仙台ですら少し離れれば傷跡を感じる。

どこまでいっても当事者でない僕には、被災者の気持ちはわかりません。でも、仙台の事を思うことはできるし、東北に足を運ぶことはできる。

それが良いか悪いかは分からない。けど、あの7人を見てるとそれでいいんだって。

これ本当言葉にできてないんですけどね。できなくていいと思います。

そんな風に思うのも『7人が東北で"生きている"事を感じられる』からだと思っています。"なんでもない日"でも仙台の街中にはWUGが生きていました。仙台空港では言の葉青葉が発車メロディーになっています。アニメの舞台となった聖地は勿論、仙台駅に行けばWUGの立看板があります。イオンにいけばWUGちゃん7人のポスターがあり、HIGAWARI PRINCESSが流れています。7人が、いや14人が仙台で、東北で生きているんだな、と強く感じる事が出来ます。

2018年の夏、野球観戦メインでWUGイベが無い、"なんでもない日"に仙台へ行くことがありました。目論見通り仙台周辺の聖地は比較的空いている状態で堪能することができました。

WUGイベの日はいつも大繁盛…というか売切れてしまう天ぱりさんへも行くことができました。そこでこんな事が。

7人が、いや14人が"ここで生きる"を全うしてる事を身に沁みて感じました。

気仙沼には二度ほど行きました。やっぱり9話が好きなので、つい泊まっちゃうんですよね。大鍋屋さんにはいつもお世話になっております。新本館"菊間"に泊まりにいきたいと思います。

石巻にはまだ行けていないので行きたいところ。実は自分とちょっと縁があるので逆に避けてきたところがあるんですが、もう"いい"かな、と。

今になっても仙台の事、東北の事沢山思い出せるし、まだまだ行きたい場所だらけになるんですよ。こんな風に東北の事愛せているのもWUGちゃんのおかげです。

 

5,WUGちゃんへ

解散にあたって、全員に一度はお手紙を書きました。

が、それとはまた違う形で7人への思いなんかを書いときたいってだけです。

 

吉岡茉祐さん

僕と同じ摂津弁ってのもあり接近では気楽に話せました。

まず何より、吉岡茉祐が島田真夢だったからこそ、僕はWUGを"アイドルの物語"として好きになれました。ありがとう。

僕が思う理想のセンターって、あなたなんですよ。唄えて、踊れて、熱くて、WUGを愛している。なんでもやりたい、なんでもできるあなたが一生懸命戦っている、そんな姿が大好きです。

 

永野愛理さん

"WUGらしさ"を考える時に、いつも最初にあなたの事を思い浮かべます。

失礼かもしれませんが、僕はあなたの事を"最強の凡人"だと思っています。

(あのダンスを見て凡人ってんだから僕みたいな素人の戯言はスルーしてください)

常識人で、一生懸命で、真面目で。"誰にも出来ない事が出来る人"、"才能の塊"そんな化け物みたいな人達に囲まれて。"自分に出来る事をやり続ける"それであなたは戦ってきました。それがあなたの"誰にも出来ない事"なんだと思います。その姿が人を魅了させます。

それはそのままWUGの"真摯であること"を体現していました。

「今日は来てくれてありがとうございます。」いつもの台詞。その言葉でいつも、来てよかったと改めて思えました。そんなあなたの真摯さが大好きです。

 

田中美海さん

あなたの声が大好きです。それは一番に伝えたい。あなたの声は、道しるべです。唯一無二です。癒しです。力の源です。あなたの笑顔は、人を幸せにします。

「感情を上手く歌に乗せられない」自分の事をそんな風に言っていましたね。でも、僕らにはあなたの感情はしっかり届いていました。だからこそ、僕はあなたを好きになりました。

あなたはよく泣く人です。だからこそ感情的な人のように見えますが、実はとても冷静で、先を見ていて、何をすべきか、何が必要か、わかってるような、底知れないようなものを感じます。7人の中で、あなたを一番見てきました。あなたの声を一番聞いてきました。でも、あなたの事が全然わかりません。あなたを知ろうとすればするほど、あなたのわからないところが増えていきます。その"わからなさ、底知れなさ"が僕にとってのあなたの一番の魅力かもしれません。これからも、僕なんかの予想を振り切って、色んなものを見せてください。色んなことを感じさせてください。あなたの存在が大好きです。

 

青山吉能さん

 僕自身の"到達したリーダー像"と"なりたかったリーダー像"その両方を見せてくれたのは、あなただけです。リーダーだからしっかりしなきゃ、って思ってたけど、上手くいかなくて、でもそんな必死さを見てくれてる人がいることに救われて。「それが私のリーダー像だ」って歩んでいって、皆の良い所を引き出して、先へ進んでいくあなたは眩しかったです。嬉しかったです。

あなたの想いの深さも、それを力にできることも、かっこよかったです。はしゃぎすぎてつい構っちゃいたくなるようなところも、素敵です。そんなあなたの生き様が大好きです。

 

 山下七海さん

あなたはどうしようもなく可愛いです。そしてそれを自覚されてるかのような振る舞い…それでいてそれがまた嫌らしくない、まさに人の前に立つ為に生まれた方だと感じます。シンプルに顔が好きです(笑)

そして、ふわふわした雰囲気に反して、芯は負けず嫌いでとても熱い人です。WUGが大好きで、WUGを皆に知って欲しくて、そういう気持ちを一切隠さない。6人に負けたくないけど、それと同じくらい6人を愛している姿は、とても美しいです。あなたの熱い愛が大好きです。

 

奥野香耶さん

あなたは色々と“深い”方なんだと感じます。

あなたは考えが深く、思いが深く、愛が深い。その深さを知るためにどんどん深くなっていく、そんなブラックホールのような魅力を感じます。

僕はあなたの言う「私の事を理解している10%の人間」ではありません。

そんな僕でもあなたの表現する世界の一端は感じ取ることが出来ました。

あなたの表現する世界が大好きです。

 

高木美佑さん

僕があなたを見ると、いつも笑顔でした。ダンスも歌もとても楽しそうでした。

でもあなたは「本当はネガティブ」とも言っていましたね。

ネガティブだからこそ、それをみせないように明るく楽しそうに振舞っていたのでしょうか。わかりませんが、本当に楽しそうにみえました。

僕たちに楽しそうな姿をみせようとしたその意識が、“本当に楽しい気持ち“に繋がったかのようでした。あなたの笑顔が大好きです。

 

6,最後に

3月末にブログを書こうとしながら、一月が経ちました。

WUGちゃん達がSNSを始めたり、様々なお仕事をしていたり。もう”第2章“が始まっている事を実感しています。

そんな中、ふとWUGの曲を聴いたりした時に「もうこれを生で聴くことはできへんのやな」と寂しくなったりします。全然上手に忘れられていません。

でもそれでいいのかな、とも思います。

ブログを書くのが遅れたのも自らで”終わる“ような気がしたからかもしれません。いや、単純に筆不精なだけですけどね。

どうあがいても、僕の中にはWUGは在り続けます。これからもWUGを好きであり続けると思います。ふとした節目に思い出すでしょう。それくらい心から惹かれた7人ですから。

ブログも、SSAやらファイナルツアー各会場やらの感想をまた書くかもしれません。そうやってちょっとづつ心に落とし込んで生きていくのかな、とも思います。

 

 

 

それでは、また。